第10回『第4の場所。私たちが山へ向かう理由』

第10回『第4の場所。私たちが山へ向かう理由』

いつも私たちの言葉に耳を傾けてくださり、
本当にありがとうございます。

おかげさまで、このコラムも今回で
10回目という節目を迎えることができました。

今日は、私たちがこれからの暮らしの中で
とても大切になると信じている、ある「場所」について
お話しさせてください。



「町の中の第3の場所」の、その先へ

みなさんは「サードプレイス(第3の場所)」という言葉を
耳にしたことがあるでしょうか。
自宅(第1の場所)でも、職場や学校(第2の場所)でもない、
心地よい時間を過ごせる場所のことです

町を歩けば、洗練されたデザインのカフェが至る所にあり、
美味しいコーヒーを片手に、パソコンに向かったり、
友人とおしゃべりを楽しんだりする人々で賑わっています


Wi-Fiが繋がり、空調が整ったその空間は、
確かに現代の私たちにとって便利で、
なくてはならないリラックスの場所です

けれど、そんな「町の中の第3の場所」にいながら、
ふとこんな風に感じることはありませんか?

「いつでも繋がれる便利さの裏で、
頭の中が常に情報で溢れかえっている気がする」

「お洒落な空間に身を置いているけれど、
呼吸がどこか浅くなっているかもしれない」

便利で機能的な都市のサードプレイスは
知らず知らずのうちに、都会の速いスピード感や
効率の良さと地続きになってしまっているのかもしれません。

そこで、ひのはらファクトリーが
今回新しく提案したいのが、『第4の場所(フォースプレイス)』です。

それは、アスファルトで固められた町を出て、
その先にある「土のある場所、山」です。


アスファルトを脱ぎ捨てて、土を踏みしめる

私たちが提案する「第4の場所」には、
便利なWi-Fiも、均一に管理された室温もありません。

そこにあるのは、ただ、不揃いにそびえ立つ木々、
季節ごとに表情を変える草花、そして足元に広がる
柔らかな土や力強い岩です。

一見すると、不便で、予測のつかない自然そのもの。
しかし、一歩その山へ足を踏み入れ、土を踏みしめたとき、
人間の心と身体には不思議な変化が起こります。

都会で張り詰めていた「何かを考え続けなければならない」
という緊張が、すうっと解けていく。
人工的な光や音で疲れていた目や耳が、葉の擦れ合う音や、
鳥の声、木々の間から差し込む木漏れ日に癒されていく。

そして何より、山が放つ本物の香りを深く吸い込んだとき、
私たちは「内なる静けさ」を取り戻し、
身体の奥底から深い呼吸ができるようになります。

「心身の資産」を守る場所として

ひのはらファクトリーは、単にお酒や精油をお届けするだけの
会社ではありません。私たちは、ここに生きる豊かな自然を通じて、
お一人おひとりの「心身の資産を守る会社」でありたいと考えています。

毎日を頑張る人ほど、スケジュール帳を予定で埋め尽くし、
自分を労わる「余白」を後回しにしてしまいがちです。

だからこそ、意識的に「第4の場所」へ向かう時間が
必要なのだと思います。地球そのものである土や山に触れることは、
都会のスピードで擦り減ってしまった私たちの心身のバランスを、
本来の健やかなリズムへと調律し直してくれる、何よりの贅沢です。

毎日山にこもることはできなくても、
「自分には、あの土の匂いがする山がある」と知っているだけで、
それは日々を生きる静かなお守りになります。

アスファルトを少しだけ離れて、
自分自身の真ん中に戻るための「第4の場所」。

今週末、あなただけの余白を見つけに、深い呼吸をしに、
山へ、檜原へ、遊びにいらっしゃいませんか。

私たちはいつでも、変わらない山の静けさと共に、
あなたのお越しをお待ちしております。

追伸:写真は、新しいラウンジのイメージです。

ブログに戻る