Research Log #01:一粒の白胡椒が、静寂に波紋を広げる。

扉を開けるたびに、檜原村(ひのはらむら)の冷涼な空気の中に、凝縮された洋ナシの甘い香りが溢れ出す。 乾燥機の中でじっくりと育て上げたドライ洋ナシは、思わず手が伸びてしまうほど、生命力に満ちた美味しさを蓄えています。

現在、このLAB(ラボ)では、この洋ナシを主役にした新しい「標本酒」の実験を進めています。

 

【標本酒 構築の設計図】
ベースとなるのは、凝縮された洋ナシと、深い甘みを持つイチジク。 そこに、マダガスカル産バニラビーンズの包容力と、スターアニスのエキゾチックな星の香りを重ねました。そして、この物語を完成させる最後の一要素。 それが「一粒の白胡椒」です。

琥珀色に輝くお酒の海へ、白胡椒がゆっくりと吸い込まれていく瞬間。 それは、甘美な果実の世界に「知性」と「輪郭」を与える儀式のような時間です。

弊社の開発に捧げた17年間も、現在の森での試行錯誤も、私たちの根底にあるのは「最適なバランスの探求」です。 複雑な香りの層が、一粒のスパイスによってどう統合されるのか。

この「開発中の標本」が、研究員の皆様の手元に届く日まで。 私たちの実験は、まだ始まったばかりです。

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